キラリモチの種まき〜麦踏み

もち麦(キラリモチ)についての作業を紹介していなかったので、2020年最初の投稿は、播種から麦踏みまでの流れをまとめておきます。

10月、まずはキラリモチの種を温湯消毒です。これは薬剤を使わない殺菌消毒の方法で、米づくりと同じですね。
しかし、お米の場合とはお湯の温度と浸けておく時間が違います。方法は何パターンかあるようですが、42℃のお湯に10時間浸けておくことに。これだとお風呂を使って温度設定を利用することができるので。ちょうどいい湯加減をキープしておけばいいのです。しかし、10時間はちょっと長い。

汚い写真ですが、お風呂のお湯にキラリモチの種を浸けているところ。

10月下旬から11月、キラリモチを播種。弱小農家なので、播種機「種まきごんべえ」を使って1列ずつ、ちまちまと種をまいていきます。

「種まきごんべえ」で1列ずつまいていくので、畑の端から端まで何往復もすることに。

12月、3回に分けて播種を行いましたが、なぜか最後にまいた種が発芽しません。何か温湯消毒でミスったのか? 原因は不明。実は昨年も温湯消毒がうまくいかなかったのです。温湯消毒から播種までの処理がなかなかうまくいかず、今後も不安を残したままになってます。

左側が発芽したキラリモチ。右側はなぜか発芽せず。原因は不明。

で新年、2020年の最初の作業は麦踏みです。ローラーをつけた管理機で最大で10cmくらい発芽しているキラリモチを踏んでいきます。土が湿っているとローラーに土が張り付いてうまく踏めないので、朝霜が溶けて乾き始めた午後に麦踏みです。
麦踏みをすることによって、根の張りがよくなり、分けつが促進されるとのこと。
以前、初めて麦を育てたときは量も少なかったので足で踏みつけていましたが、ローラーと管理機を入手してからはあっという間に終了。これを春までに3回くらいは行う予定です。

ローラー付きの管理機でキラリモチを踏んでいきます。

しかし、この冬はここまでは温かく雪が少ない。やはり温暖化ということなのか。果たして今年の天候はどうなるのでしょう。災害などなく、おだやかな気候とともに作物の順調な生長を願うのみですね。

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